ラララ相続 第1話「相続対策って何」

テリー伊藤
テリー伊藤

こんにちは、テリーです。今回は真面目な話ですが、相続と聞くと、ちょっと重い感じがしますよね。
でも、これが意外と私たちの人生に密接に関わってくるんです。私たちが日々生きていて、何かを気づき、そして何かを残していきますよね。それがお金だったり、思い出だったり、相続ってきっとそんなものではないでしょうか

清田
清田

はい、まさにそのとおりです。相続というのは一般的には財産のことだけだと思われがちですが、先祖からの思いなども含めて受け継ぐこと、それが相続なんです。

ランドマーク税理士法人について

井上
井上

解説していただくのはランドマーク税理士法人の公認会計士、税理士の清田幸佑さんです。よろしくお願いします。

清田
清田

よろしくお願いします。ぜひ何でも聞いてください。

テリー伊藤
テリー伊藤

とても若々しく、フレッシュな感じですね。おいくつですか。

清田
清田

私は26歳になります。

井上
井上

その若さで、公認会計士、そして税理士の2つの資格を取得されています。

テリー伊藤
テリー伊藤

でも、普段はロックの音楽をやっているわけですから。

清田
清田

バンド音楽を聴いたり、自分でもギターを弾いたりしていますね。

井上
井上

幸佑さんが所属しているランドマーク税理士法人は、関東に14の拠点※を展開する、税金と資産運用のエキスパートということですが、相続に関しても強みがあるんですよね。
※2024年4月時点

清田
清田

そうですね。2023年度、昨年ですと年間1116件の相続税申告をさせていただきました。

井上
井上

ランドマーク税理士法人の「ランドマーク」にも意味があるのですか。

清田
清田

はい。
横浜にランドマークタワーという建物があるのですが、そこにランドマーク税理士法人が入っている、というのはもちろんのことですが、相談者にとって様々な意味で「ランドマーク」の名にふさわしい税理士事務所を目指して、このような名前にさせていただいています。

相続人とは

テリー伊藤
テリー伊藤

「相続人」という言葉がありますよね。これについて教えてください。

清田
清田

はい、相続人というのは、簡単に言うと「財産を受け継ぐ権利がある人」のことをいいます。

テリー伊藤
テリー伊藤

誰が相続人になるんですか。

清田
清田

相続人には「法定相続人」と「指定相続人」の2パターンがあります。
法定相続人というのは、一般的にご家族の方をイメージしていただければと思います。
指定相続人は、遺言によって指定された人物で、これは家族でなくてもいいです。

井上
井上

なるほど、相続人は家族だけに限らないということですね。

指定相続人と法定相続人の力関係とは

テリー伊藤
テリー伊藤

指定相続人と法定相続人の力関係ってどうなんですか。

清田
清田

一般的には遺言がある場合には、やはり遺言で指定された「指定相続人」が強いといわれています。

テリー伊藤
テリー伊藤

亡くなった方に奥さんと愛人がいるとして、愛人の方に相続させるとなったら大騒ぎになりますよね。

清田
清田

そうですね、大騒ぎになってしまいますね。

井上
井上

でも、ありえない話じゃないからこそ、ドラマにも出てきますよね。

相続の対象となる財産とは

井上
井上

相続財産といえば貯金が思い浮かびますが、ほかにはどのようなものが相続財産になると思いますか?

テリー伊藤
テリー伊藤

あとはそうだな、車かな。

清田
清田

はい、車ももちろん相続財産に含まれます。

井上
井上

テリーさんは車がお好きですか。

テリー伊藤
テリー伊藤

車は、6台くらい持ってます。あと、船も持ってますよ。
あ、もうちょっと小さいものがありました。野球の長嶋監督からもらったユニフォームです。すごいでしょう。これはどうですか。

清田
清田

そうですね、場合によっては相続財産として含まれる可能性もありますね。

井上
井上

どんどん出てきますね。隠していた財産や、自分が財産だと意識していないものでも、相続税に引っかかってくることがあるのでしょうか。

清田
清田

そうですね。例えばよくあるのが、押し入れに隠していた現金が見つかったというケースです。
このような隠していた財産を相続人やご家族が見つけた場合は、「必ず申告しましょう」とご案内させていただきます。

テリー伊藤
テリー伊藤

あ、黙って使っちゃダメなんですね。

清田
清田

黙って使っちゃダメですね。

相続対策を行う理由とは

井上
井上

そもそもなぜ相続対策が必要なのですか。

清田
清田

相続対策を行う理由は、大きく2つあります。
1つ目は、相続が発生した際に「誰がどれだけの財産を相続するか」を決めておかないと、後々のトラブル、俗に言う「争続」に発展してしまうことがあるからです。

テリー伊藤
テリー伊藤

よくドラマでも取り上げられている相続トラブルですよね。

清田
清田

はい。
そして2つ目が、相続税の負担について、相続の発生前に適切に把握・管理することが大切だからです。

テリー伊藤
テリー伊藤

いわゆる節税対策ですね。相続対策で1番大切なことは何でしょうか。

清田
清田

一番重要なのは、早めに行うことです。相続対策を早めに行わないと、相続トラブルが発生する恐れがあります。

相続のトラブル事例

山田太郎さんは、長年に渡り地元で愛される小さなパン屋を経営していました。
太郎さんには2人の子供がいて、長男の次郎さんは都会で別の仕事についていて、長女の花子さんは太郎さんのパン屋で働いています。

太郎さんは自身の健康が衰え始めたことを感じ、パン屋と個人資産の相続について考え始めました。
しかし、具体的な相続計画を立てる前に、太郎さんは突然亡くなってしまいました。
遺言は口頭でしか伝えておらず、その内容も「パン屋は花子に継がせたい」という曖昧なものでした。

太郎さんの死後、相続の問題が明るみに出ました。
次郎さんは「自分もパン屋の共同オーナーとして権利がある」と主張しましたが、花子さんは「父親からパンを継ぐよう言われている」と反論しました。

さらに、太郎さんがパン屋の土地を個人名義で所有していたことが判明し、この土地の評価額が予想以上に高く、相続税の問題も浮上しました。
太郎さんが生前に節税対策や資金計画をしていなかったため、相続税の支払いに家族が困難を抱えることになりました。

最終的に兄妹は法的な手続きを通じてなんとか合意に達しましたが、その過程で大きな時間と費用がかかり、家族関係も悪化しました。
また、相続税の問題により、パン屋の経営も一時的に危機に瀕しました。

井上
井上

本当に自分の身の回りにも起こりうる話だからこそ、ここから学べる教訓がありますね。

清田
清田

そうですね。ポイントは3つあります。
1つ目は、きちんとした遺言を残していなかったことです。
2つ目は、相続税に対する適切な計画が行われていなかったことです。
3つ目は、相続に関する意向を家族の間で共有されていなかったことです。今回の事例でいうと、「パン屋は長女に継がせる」という父親の意向を家族間で共有していなかったために、長男が共同オーナーとしての権利を主張したり、長女が継ぐと反論したりと、争いになってしまいました。

テリー伊藤
テリー伊藤

相続はご近所の人が口をはさむようなことではないので、なかなか言いにくい問題がありますが、とても大切なことですね。

井上
井上

相続についてはなかなか学校では教えてもらえないので、こういった事例が教訓になりますね。私もできることから対策していきたいと思いました。
ありがとうございます。

清田
清田

ありがとうございます。

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